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ビタミンE :: 抗酸化作用で老化を遅らせ、がんや生活習慣病の予防に活躍。若さのヒケツここにあり。

ここがポイント
●抗酸化作用で老化現象(シミ、白髪、抵抗力低下)を遅らせる。
●血中コレステロールの酸化を抑制し、動脈硬化など生活習慣病を予防。
●冷え性や腰痛、肩こり、更年期障害の諸症状を緩和。
●血行を促進し、紫外線への抵抗力を高め、美肌維持に貢献。
病気への抵抗力低下やシミ、白髪など、老化減少を遅らせる。

 この「健康パワーブック」でも何度となく登場し、最近ではテレビなどメディアでもよく紹介されるため、すっかり耳馴染みの深い言葉となった活性酸素。それが体内に悪影響をおよぼすことは、よく知られるところとなりました。

 細胞膜で細胞の健康を守っているのが不飽和脂肪酸ですが、この不飽和脂肪酸は酸化によって過酸化脂質という悪玉物質となって、体の機能を衰えさせてしまうのです。

 そうなると体は病気に対する抵抗力を弱めたり、老人性のシミや白髪を増やしていきます。これがいわゆる老化現象のメカニズム。老化が進むにしたがい、栄養分の補給や老廃物の排出などが円滑にいかなくなりますから、ますます病気のリスクを高めるという悪循環が生じてしまいます。

 活性酸素から細胞膜をガードし、不飽和脂肪酸から過酸化脂質への変化を防ぐ善玉物質を抗酸化物質と呼びますが、その代表とされているのがビタミンE。すなわちビタミンEは老化を遅らせるビタミンなのです。


動脈硬化や脳梗塞の予防、更年期障害の緩和にも活躍。

 血中コレステロールの酸化を抑制したり、中性脂肪を減少させるのもビタミンEの注目すべき特性です。酸化したコレステロールは血管の内側に付着し、血液の流れを悪くします。このため動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などを招く原因になります。そうした生活習慣病を予防するためにも、現代人はビタミンEを意識的にとるべきでしょう。

 毛細血管を拡大して血行を良くする仕事もビタミンEの領域です。血行が良くなれば、冷え性や腰痛、肩こりなどの諸症状の緩和につながっていきます。

 またビタミンEは、女性ホルモンの代謝にも関係するため、更年期障害の緩和に貢献するビタミンと言えます。

肌の新陳代謝を活発に。紫外線への抵抗力も高め、美肌維持にひと役。

 血行促進は新陳代謝も活発にしてくれますから、ビタミンEは美肌効果にも期待が持てます。最近は、化粧品に配合されているケースがありますが、これはビタミンEが紫外線への抵抗力を高めるため。「日焼けによるシミ・ソバカスから肌を守る」という宣伝文の背景には、ビタミンEのこうした作用があるのです。

 日頃の美と健康のために、生活習慣病の予防に、そして老化の抑制にと、Eもまた、じつに多様な作用を備えるビタミン。上手に摂取して健康づくりに役立ててください。

健康パワーブック 2010年3月発行

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