ビタミンC・P(ヘスペリジン) :: 美容から病原菌対策、がん予防にと多彩な役目を担う、もっともポピュラーなビタミン。
- ここがポイント
- ●コラーゲン生成を助けて肌を美しく。骨や血管を健康に。
- ●風邪のウイルスに対抗。
- ●ビタミンP(ヘスペリジン)との連携で美肌効果やコラーゲン生成効果がアップ。
- ●発がん物質を抑えながら、抗がん物質はサポート。
- ●ビタミンA・Eと協力して活性酸素を無害化。
- ●壊れやすいビタミンCは、上手に摂取。
- コラーゲンの生成を助けて、素肌や骨、血管を健康に。
-
私たちにとって最も身近に感じられるビタミンC。いちごやオレンジなどに豊富なことは、大抵の人が知るようになりました。その理由は、健康をめぐるじつにさまざまな課題を克服してくれることにあるのではないでしょうか。美容、骨や血管の健康、ストレス解消、風邪の予防、さらには抗酸化作用、抗がん作用と、期待される作用は何十種類にもおよんでいます。体を構成するたんぱく質の一種で、細胞同士をつなぎ合わせて、皮膚や骨、血管を正常に保つコラーゲン。その生成を助けているのがビタミンCです。
つまり、コラーゲン不足により骨や血管が衰え、皮膚の弾力低下などを防ぐなど、コラーゲンとの関係がビタミンCの作用を多様にしているのです。
- ビタミンP(ヘスペリジン)と併用で、ビタミンCの美肌効果がアップ。
-
ビタミンCには、紫外線による日焼けで増えたメラニンを淡いメラニンにする作用、肌の新陳代謝を促進する作用もあり、白い肌、みずみずしい肌を守るためにも貴重な存在です。
ビタミンCは、柑橘類のなかではビタミンPと共存し、紫外線による活性酸素から植物を守っています。同様に人間も一緒に摂取すると、活性酸素による肌への影響を抑制。
またビタミンPは、Cの活動を効率化し、血中ビタミンの活動時間を引き伸ばします。さらに、Cのコラーゲン生成作用も応援するので、CとPは一緒に摂取して美肌効果を高めましょう。
- 風邪の予防やストレス解消にも深く関与。
-
風邪のウイルスなど侵入した病原菌を撃退する白血球の働きを助けるのも重要な仕事。ビタミンC自体もウイルスへの対抗力をもち、「風邪にいい」「免疫力を高める」などと言われる理由は、ここにあります。
また、ストレスを抑える体の力、抗ストレスホルモンづくりも支援しています。なぜなら、体はストレスを感じるとビタミンCを大量消費して、抗ストレスホルモンをつくり出すのです。
- 抗がん物質を助けながら、発がん物質を抑制。
-
体内で抗がんに作用するインターフェロンに対しては、その生産を助け、逆に発がん物質に対しては、その生成を抑制するなど、善玉を助け、悪玉に対抗するのも大きな特徴。さらに、がんをはじめさまざまな病気を招く活性酸素を捕らえて無害化。その効果を高めるために、ビタミンCはAやEと一緒に摂りましょう。
このように、人間の心強い味方であるビタミンCですが、欠点はデリケートなこと。料理の際に熱を加えると、たちまち減少したり、水、日光、酸素に接しても損なわれやすいのです。さらにタバコを吸うことでも消費されやすいので、サプリメントで効果的に補給しましょう。
- デリケートなビタミンCくん。
- 加熱すると…
- せっかくの野菜も、料理の加熱で食べるときは、Cくんが減少。
- お酒を飲むと…
- アルコールによって、Cくんは吸収されにくく…。
- 喫煙で…
- タバコで体内のCくんはたちまち壊れ…。
- 水と接すると…
- 食べるときは、Cくんは、もうわずか…。
- 薬を飲んでも…
- 薬などに含まれるアスピリンを飲むと、尿になって外に出るCくんがグンと増加。
- この他にも…
-
- ・ストレスは、体内のCくんを大量に消費。
- ・汗をかくと、汗と一緒に出てしまう。
- ・加工食品が好きな人、外食が多い人は、野菜やくだものが食べる機会が減り、おのずとCくん不足に。
健康パワーブック 2006年4月発行
