ビタミンA(βーカロテン) :: 粘膜や網膜を優しく守りながら活性酸素と戦う、言わば「うるおいと強さ」のビタミン。
- ここがポイント
- ●皮膚や髪の粘膜を守って、素肌、髪、爪を美しく。
- ●鼻や口、喉の粘膜を守って病原菌の侵入を阻止。
- ●粘膜の上皮細胞の免疫力を高めて、がんを抑制。
- ●網膜に働きかけて疲れ目、ドライアイ、視力低下を予防
- ●ビタミンC・Eと協力して活性酸素を無害化。
- 粘膜を強化して、肌荒れ、ウイルス、がんに対抗。
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病原菌の侵入を防いだり、内臓や肌を健康的に維持するために、体の随所で「粘膜」が大切な役割を果たしています。ビタミンAは、その粘膜を正常に保つために欠かすことのできない栄養素です。たとえば、ビタミンAが不足すると肌荒れや脱毛が起きやすくなると言われますが、これは皮膚や髪の毛の粘膜が、正常に機能していないことを意味しています。
同様に鼻や口、喉などの粘膜もビタミンAが正常に保ち、風邪のウイルスをシャットアウトするなど、いろいろな感染症の予防に役立っています。
最近では、粘膜の上皮細胞の免疫力をビタミンAが高めることも分かってきました。胃ガンなど上皮細胞の発がんの抑制効果に期待がよせられています。
上皮細胞のがんに限らず、各種のがんや、生活習慣病などさまざまな病気を起こす大きな要因の一つである活性酸素の無害化にも貢献。その作用がビタミンCやEと一緒にとることで一層高まることも、最近注目されるようになりました。
- 疲れ目やドライアイ、視力低下の予防に。
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目は網膜によって明暗を感知していますが、ビタミンAは網膜に重要な働きかけをしているため、不足すると暗さに対する順応力が低下したり、目の疲れ、視力低下の原因になります。
特に最近はパソコンの普及によって目を酷使しやすく、疲れ目、ドライアイ、視力低下を招くケースが増えています。仕事でパソコンを使ったり、細かい文書と向き合う人、受験勉強などで机に向かう時間が多い学生、年齢とともに目の衰えを感じる人は、ビタミンAを上手に役立てていきましょう。
- ビタミンA”プラスアルファ“の仕事をするβーカロテン。
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緑黄色野菜に含まれるβーカロテンは、よくビタミンAと一緒に語られます。それもそのはず。体内でビタミンAに変化するのです。緑黄色野菜の色素であるカロテン約600種類のなかでも、ビタミンAに変化する力がもっとも高いβーカロテン。しかもビタミンA以上のプラスαの働きを体にもたらしてくれます。
βーカロテンは、体が必要とする分だけビタミンAに変化し、残りは単独で健康に役立つ働きをしてくれます。つまりビタミンAの過剰症を心配することなく量を摂ることができるのです。
また、ビタミンAに変化して活性酸素と戦うだけでなく、βーカロテンのままでも、その戦いに参戦しています。がんはもとより動脈硬化をはじめとした生活習慣病の予防のために、βーカロテンを積極的に摂りましょう。
- ビタミンの過剰症について。
こちらのページの記述にあるように、ビタミンAをはじめE、D、Kは、水に溶けない脂溶性。過剰に摂取しても尿として排出される水溶性のビタミンB群やCと異なり、大量にとるとビタミン過剰症が考えられます。Eの過剰症は通常起きませんが、注意したいのがA。大量にとると頭痛や吐き気などが心配されます。必要とされる量の10倍以上を何週間も続けたり、一度に100倍以上も摂取すれば急性の障害を起こすことも考えられますが、これは現実的ではありません。利用をやめれば消えます。また、本文にあるように緑黄色野菜に含まれるβーカロテンとしてとれば、過剰症の心配はありません。
