ナイアシン・パントテン酸・ビオチン :: 粘膜や網膜を優しく守りながら活性酸素と戦う、言わば「うるおいと強さ」のビタミン。
- ここがポイント
- ●三大栄養素の代謝において重要な役割を果たす。
- ●ナイアシンは中性脂肪やコレステロール値の低下に効果的。
- ●ナイアシンはアセトアルデヒド分解に関与しているので、二日酔い回復に役立つ。
- ●パントテン酸はイライラ・ストレスにも対抗。
- ●パントテン酸は善玉コレステロールを増やし、免疫抗体の合成にも関与。
- ●ビオチンはアトピー性皮膚炎の症状を軽減する可能性がある。
- ●ビオチンは弱い爪を強く健康にする作用がある。
ナイアシン
- エネルギー代謝に不可欠な「ナイアシン」。不足すると口内炎や肌荒れに。
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ナイアシンは、ニコチン酸とニコチンアミドの総称で、特にレバーや魚、肉に豊富に含まれています。また、ひとの体内では、必須アミノ酸の一種であるトリプトファンからも合成されます。三大栄養素の糖質・脂質・たんぱく質のエネルギーを産生する過程において、重要な役割を果たしている物質です。脂質の代謝を促進する作用があるため、中性脂肪やコレステロール値が低下することが知られています。また、アルコールや二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解するときに活躍するので、二日酔い回復にも役立ちます。
ナイアシンが不足した場合、口内炎や肌荒れが起きやすいといわれていますが、特に代表的な病気に「ペラグラ」が挙げられます。ペラグラは皮膚炎や下痢などを発症し、悪化すると憂うつ、頭痛などの神経障害、痴呆を引き起こす可能性があります。トリプトファンの少ないとうもろこしを常食とするアメリカやヨーロッパでは比較的起こりやすい病気です。また、偏食する人、アルコールを常飲する人にもみられる病気で、ナイアシンの充分な補給が大切といわれています。
パントテン酸
- 善玉コレステロールを増やしてくれる。体内全ての組織に必須のビタミン「パントテン酸」
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パントテン酸は、ギリシャ語で「いたるところに存在する」という意味の言葉からつけられた名前で、多くの食品に含まれています。
エネルギーが作り出される際に重要な役割を担っているコエンザイムAを構成する成分がパントテン酸で、代謝の中心的な存在として活躍しています。また、善玉コレステロールを増やしたり、抗ストレス作用を持つ副腎皮質ホルモンや神経伝達物質の合成、風邪をひきにくくするといった免疫の合成などの働きにも関与しています。
効果としては、パントテン酸とアルコールを結合させたパンテノールが火傷や傷などの回復を早め組織を丈夫にする作用が認められています。また、化粧品の成分としても広く用いられ、痛んだ肌た髪の毛の回復も促してくれます。さらに最近になって日焼けを防ぐ作用があることもわかりました
パントテン酸が不足すると、頭痛や疲労、手足の知覚異常などの症状がみられることが報告されています。
イライラしやすい人、疲れやすい人をはじめ、アルコールやカフェインで損なわれやすい性質のため、お酒やコーヒー好きな人は積極的に摂取するのがおすすめの栄養素です。
ビオチン
- アトピー性皮膚炎に効果的。皮膚や髪の健康に欠かせないビタミン「ビオチン」
大量の卵白を摂取した動物が皮膚炎や脱毛を起こすことから発見されたのが「ビオチン」です。ビオチンは、脂肪酸やアミノ酸の代謝、糖質からのエネルギー産生のサイクルに重要な役割を果たしています。
特に皮膚や髪の健康と深く関わっているビタミンで、皮膚炎を起こすヒスタミンの産生を抑制するのではないかと考えられています。アトピー性皮膚炎や、脱毛、白髪などの改善に有効と考えられていますが、詳しいメカニズムはまだ明らかになっていません。また、爪が弱くて割れたり、爪にデコボコができやすい場合ビオチンを補給すると効果的で、他のビタミンB群同様、疲労や倦怠感の解消にも役立ちます。
ビオチンは微量ながらも様々な食品に含まれているので欠乏症は起こりにくいと考えられていますが、腸内細菌のバランスが崩れたりする際、積極的な摂取が必要とされています。ビオチン不足は、脱毛や白髪化、湿疹などの皮膚炎や食欲不振などを招きやすくなります。
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