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イチョウ葉エキス :: イチョウの葉だけに含まれる成分によって、脳の老化を防止。痴呆予防も期待される注目のエキス。

ここがポイント
●ドイツやフランスでは、老人性痴呆症や脳卒中、糖尿病などの治療薬として活躍。
●含有する10数種のフラボノイドの相互作用で、活性酸素に対抗。
●イチョウ葉だけが含むギンコライドなどが、脳血流を促進。
●さらに脳や末梢の血流障害を防止し、痴呆防止物質として期待。
老化は血液から始まる。

 年をとっても健康でいきいきと活力に満ちあふれた生活を送りたいものです。しかし、老化は着実にやってきます。白髪やシワ、シミだけでなく、血管や血液にも老化は起こっています。血管壁にも汚れ(コレステロール)がたまり、血流が悪くなったり、血管がもろくなったりします。これが動脈硬化です。

 さらに、暴飲暴食、喫煙、過労など体にストレスを与えるような生活を続けていると、血液中に老廃物がたまり動脈硬化を進めてしまうのです。

 動脈硬化は老化現象の一種ですが、その進行が早まるととても危険です。とくに、脳梗塞には注意しましょう。脳の重さは全体重の40分の1ですが、脳へ供給される血液量は全身の血流の約8分の1にもなります。脳の血管は他の臓器に比べて大量の血液を必要とするのです。脳の血管に十分な酸素や栄養が得られないと、脳の働きが衰えてきます。

 老化に伴う健忘症と病的な痴呆症との違いは、脳の血管がいかに健康な状態であるかにかかっています。

2億5千万年の歴史が伝えるパワー。

 最近、脳の老化防止に有効ではないかと注目されているのがイチョウ葉エキスです。

 イチョウの歴史は非常に古く、地上に出現したのは約2億5千万年前。何度も地球規模の大変動に耐え、今現在も生き延びている生命力の強い樹木です。イチョウの実であるギンナンは、民間療法で咳止めや夜尿症治療、強壮剤などに利用され、葉は胃腸障害治療などに用いられていました。

 科学的な面からのイチョウ葉の研究は欧米で始まり、ドイツの薬品メーカーがイチョウ葉の中に、脳梗塞や脳血流障害に有効な成分を発見したのです。現在、ドイツやフランスでは、イチョウ葉エキスの効果が臨床的に認められ、老人性痴呆症や脳卒中、糖尿病、血管障害などの治療薬として医療現場で使われています。

 イチョウ葉エキスとは、イチョウ葉をこまかく砕きアルコール抽出したものをいいます。

血行促進作用で痴呆の症状改善に。

 イチョウ葉の効用を生み出している成分の一つにフラボノイドがあります。活性酸素の発生を抑える抗酸化作用があり、外界の刺激などから身を守り健康な成長を促します。イチョウ葉のフラボノイドは、フラボノールやフラボン、カテキンなど10数種類。そのうち、6種類はフラボノイドが2つ結合した特殊な二重フラボンで、すばらしい効果をあらわし、互いに作用しあっています。

 さらにイチョウ葉だけに含まれるテルペンラクトンのギンコライドには、血小板の凝集を抑え、末梢の血流をよくし、血行促進作用が強いことがわかりました。特に脳の血流を促進する作用が特長です。さらにイチョウ葉には、活性酸素の発生を抑える抗酸化作用や中枢神経のけいれんを抑えたり、神経細胞の働きを保護して脳や末梢の血流障害を防ぐ働きが認められ、痴呆を防ぐ物質として注目されているのです。

健康パワーブック 2010年3月発行

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