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カルシウム・マグネシウム :: 骨はもちろん、血液や筋肉、精神の健康を保ち心臓疾患の予防に直結するミネラルの名コンビ。

ここがポイント
●骨粗しょう症の予防に直結。
●白血球の食菌作用など、血液の機能を正常に。
●イライラを抑えてストレスに打ち勝つ力に。
●「カルマグ」2(~3)対1のバランスで、心臓疾患や高血圧、動脈硬化のリスクを軽減。
骨にも、筋肉や血液にも不可欠。ビタミンDと一緒で吸収しやすく。

 子どもたちが骨折しやすい、若者がキレやすい、骨粗しょう症を患う女性が増えた……。いずれもカルシウム不足が大きな原因と言われています。若い世代を中心に、ファストフードや肉類が食のウエイトを占める昨今、カルシウム不足は、単に健康の問題のみならず、社会問題として位置づけられる傾向さえあります。

 丈夫な骨や歯をつくる決め手がカルシウムであることは、多くの人が知るところとなりました。実際、体内のカルシウムの99%が骨と歯の成分になっています。残り1%が血液や筋肉に存在していますが、こちらが不足すると、体は骨からカルシウムをまわす調整機能を働かせます。それが続けば結果的に骨がカルシウム不足に陥り、骨粗しょう症や骨折の原因になってしまいます。ホルモンの関係で骨が衰えやすい女性はもとより、食生活が偏りがちな人は、健康な骨のためにカルシウムをしっかり補いましょう。

 なお、ビタミンDはカルシウムが骨に蓄積する働きを助けてくれます。一緒に摂取するのが良いでしょう。


血液や精神の健康も維持。イライラしたら、カルシウム。

 血中のカルシウムは、ケガなどで出血したときに血液を固める凝固作用を支えたり、菌を捕獲する白血球の働きや、鉄分の代謝を円滑にする働きを助けています。不足すれば、そうした体の自然な健康機能が損なわれます。

 血中のカルシウムは神経の働きにも関与し、緊張や興奮、イライラなどを抑える精神安定剤のような働きを発揮。ストレス社会のなかでますます重要度を高めています。若者がキレやすいのはカルシウム不足、と言われる背景はここにあります。


マグネシウムとのコンビで、筋肉、心臓の働きを正常に。

 筋肉の収縮をスムーズにするのもカルシウムの仕事です。逆に弛緩させる働きをマグネシウムが担当。両成分の連携が筋肉を円滑に働かせ、心臓など循環器系のさまざまなリスクから体を守るため、最近は「カルマグ」などとセットで呼ばれるケースも増えました。

 マグネシウムは骨に約60%、残りが筋肉や内臓に存在し、さまざまな酵素の働きをサポートしているミネラルです。マグネシウムの吸収は、カルシウム2(~3)に対して1。マグネシウムが不足すると筋肉の収縮・弛緩がスムーズでなくなり、筋肉痛をもたらしたり、心臓を規則正しく動かせません。そうなると高血圧や動脈硬化の原因となります。「カルマグは常にセットでバランスよく」と心得ておきたいものです。

 難点は、尿や汗と一緒に排泄されやすいこと。運動のときや運動不足で筋肉を使わないとき、体内のアルコール濃度が高まるときも排泄されやすくなりますから、意識的にとることが大切です。

健康パワーブック 2010年3月発行

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