健康講座
シワ、たるみ、カサつき・・・肌の衰え対策加齢とともに減少するコラーゲンを摂って、
肌のツヤ、ハリ、潤いを取り戻そう!
若い頃にはこんなシワもたるみもなかったのに──と鏡を見ながらため息。
若い頃のようなつるつる肌、ぷるぷる肌を蘇らせたい──と誰もが思うもの。
年をとると肌の弾力や潤いが失われシワが増えるのは、皮膚のコラーゲンが減るためです。コラーゲンの量は加齢とともに減少します。40代では20代の半分になるといわれます。
肌の若返り効果が注目されるコラーゲンをサプリメントなどで補いましょう。
- コラーゲン不足は、シワ、たるみの原因に。サプリメントで補おう。
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シワやたるみなど肌の衰えを気にする女性の間で、コラーゲンの美肌効果が話題になっています。
年をとると顔のシワが増えるのは、肌の弾力やハリを保つ働きをするコラーゲンが減少するからです。表情で筋肉が縮みシワがよりますが、コラーゲンの量が減り弾力を失った肌では筋肉が縮むたびにできるシワが元に戻らなくなってしまいます。さらに、弾力を失った肌は重力により垂れていき、たるみとなります。
皮膚は表面から順に、表皮、真皮、皮下組織の三つの層でできています。肌に弾力を与え若々しさを保つのは真皮です。
更年期を迎えた頃から肌のハリがなくなりシワが増えたと感じる女性が多いのは、閉経により女性ホルモンのエストロゲンが減少することにより、真皮のコラーゲンが減るからです。
コラーゲンを多く含む食品は、豚足、牛筋、鶏皮、軟骨唐揚げなど。脂分を控えている人、肉の脂が苦手な人、ダイエット中の人などに注目されているのが、良質なコラーゲンを配合したサプリメント。続けて摂ることで、「肌がしっとりしてきた」 「シワが目立ちにくくなった」 「化粧のノリがよくなった」と肌の若返りを実感する人が少なくないようです。
つやつや、みずみずしい美肌づくりに、コラーゲンのサプリメントを役立てるといいでしょう。
注目の美肌ハーブ「月桃葉(げっとうよう)」とは
月桃はショウガ科ハナミョウガ属の多年草で、インド南部、東南アジアなど亜熱帯地方、日本では沖縄県や九州南部などに自生しています。月桃の葉は濃緑色で楕円形をしていて、やや硬く光沢があります。沖縄県で月桃葉は、餅を包んで蒸して菓子にするなど昔から親しまれています。また、葉から抽出される精油は抗菌性が高く、防虫剤、防カビ剤、抗菌剤などとしても使用されます。
最近、月桃葉に含まれる成分に美肌効果があることが明らかにされ、注目を浴びています。月桃葉のハイドロカワインという成分には、美肌を保つために欠かせないコラーゲンやヒアルロン酸の産生を促進する働きがあることが認められています。また、抗酸化作用のあるポリフェノールを豊富に含むことから肌の老化の原因となる活性酸素を除去する効果も期待されています。
東京農工大学名誉教授
理学博士 藤本 大三郎 先生
- 加齢により体内のコラーゲンは、量が減り、質が変化します。
サプリメントで摂り続けることで、美肌効果が期待できます。 -
―いつ頃からコラーゲンの研究を。
藤本 1961年からですので、ちょうど50年になりますね。当時は工業用のゼラチンなどの研究をしていました。最近は皮膚や関節など体へのコラーゲンの健康効果が注目されています。一昨年、開催されたコラーゲンペプチドシンポジュウムでも、コラーゲンのさまざまな優れた効果が報告されました。
―コラーゲンとはどのような成分なのですか。
藤本 コラーゲンはタンパク質の一種で、特徴としてはタンパク質は細胞の中にあるものが多いのですが細胞の外にあり、繊維状をしていること。体の組織のあらゆるところにありますが、特に多いのは皮膚、骨、軟骨、腱、血管。皮膚では水分を除いた約70%、骨では燐酸カルシウムを除いた約90%がコラーゲンです。
―コラーゲンは体でどのような働きを。
藤本 二つの主な役割があります。一つは、臓器を形成したり、補強したり、支えたり。骨ではカルシウムと結合し体を支え、皮膚では弾力性としなやかさを保ちます。もう一つは、細胞の足場としての役割です。
―体内のコラーゲン量は加齢により減っていくとか。
藤本 加齢により体内のコラーゲンには、二つの変化があります。一つはコラーゲンの量が減る。もう一つはコラーゲンの質が変化する。年とともに皮膚や骨、関節、軟骨などのコラーゲン量は減っていきます。コラーゲンが減ると、骨がもろくなり、関節がすり減って痛むように。皮膚は弾力を失い、たるんでシワがよります。なぜコラーゲンが減るのかというと、年をとると若いときに比べ、コラーゲンを合成する力が衰えるからです。体内のコラーゲンは少しずつ作られては、少しずつ壊されていくもので、正常な場合は同じ量作られて、同じ量壊されるので減りも増えもしません。それが年をとると、合成が低下したり、分解が亢進したりするように。合成量より分解量が上回ると、あるいは合成量が分解量より下回ると、コラーゲンが減って支持力、強度が低下し、皮膚の弾力がなくなり、たるんでくるのです。さて、皮膚コラーゲン量が加齢によりどれくらい減るのかということですが、減少が顕著に出ているデータを見ますと、女性で20代では1平方ミリメートルあたり約180マイクログラムだったのが80代では50マイクログラムに。20代から80代で年に1%ずつくらい減っています。女性も男性も年齢とともに皮膚コラーゲン量は減っていくのですが、男性より女性のほうがもともと量が少ないので、女性のほうがシワ、たるみなど影響が大きく出ますね。
―加齢によりコラーゲンの質も変化すると。
藤本 コラーゲンの繊維というのは、コラーゲン分子が規則正しく集まってできているのですが、並んでいるだけでは弱いので、橋かけのようなものがあります。正常な場合は端っこに橋かけがあるのですが、年をとると橋かけがやたらといろいろなところにかかるようになる。するとどうなるかというと、皮膚が伸び縮みしにくくなり、硬くなります。伸展性を失い、柔軟が低下し、弾力性を失ってしまうのです。化学試薬を使ってコラーゲンを切ると、若い人のコラーゲンはみんな溶けるのですが、年をとるほどにだんだん溶けにくくなり、80代になると80%近く溶けない。これは、橋かけがたくさん出来るからで、年をとると血管が硬くなるのと同様、若いコラーゲンの割合が減って皮膚も硬くなるのです。
―若いコラーゲンを増やすには。
藤本 コラーゲンをたくさん摂って、体内のコラーゲンの入れ替わりを盛んにすればいいんです。そうすれば、コラーゲンの合成が促進され、年をとって増える硬いコラーゲンが減るというわけです。また、コラーゲンをたっぷり摂ることで、肌をしっとりさせる成分であるヒアルロン酸の合成も促進されます。
―肌の老化を防ぐ以外のコラーゲンの効果は。
藤本 年をとると誰でもなる変形関節炎など関節の痛みがとれる、骨量が増加し骨粗鬆症が改善される、髪や爪の質が良くなる、血行が良くなるなど。
―コラーゲンを多く含む食品は。口から摂ったコラーゲンは、そのまま吸収されるのですか。
藤本 食べたコラーゲンが、そのまま吸収されて体の組織のコラーゲンになるとは考えられません。タンパク質はアミノ酸がたくさんつながっているのですが、腸の中に入って消化、吸収されるのはアミノ酸が1個のものか、2個つながったジペプチド、3個つながったトリペプチド。この中にコラーゲン合成促進などの生理活性を持つ小さなペプチドがあり腸から入っていくと考えられています。コラーゲンを多く含む食品としては手羽先や豚足、牛筋、モツなどですが、それらを食べると脂肪も一緒に摂ることに。コラーゲンペプチド配合のサプリメントならば、吸収よく、脂肪のない状態でコラーゲンを摂ることができます。
―メタボリック・シンドロームが気になるからサプリメントがいいですね。
藤本 コラーゲンペプチドのサプリメントを摂ることで、肌の調子が良くなったという人が多くいます。肌の水分量や弾力性を測る実験で差が出たという報告もあります。ただし、コラーゲンのサプリメントは1日、2日摂ったからといって肌への効果が現れるものではありません。美肌効果を体感したというのは1〜2カ月摂り続けた人です。皮膚の角質は28日周期で入れ替わるといわれますから、1カ月は摂り続けてみるといいでしょう。
―今日伺ったお話、美肌づくりに役立てたいと思います。ありがとうございました。
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