健康講座
ビフィズス菌
「ビフィズス菌」健康法で、元気と若さを手に入れる!
私たちの周囲には、時として病原体を含む多くの微生物が存在しています。それでも生きていけるのは、空気や食物から病原体が体内に入ってきたとき、免疫細胞が出動して、感染から体を守るからです。つまり、病気にならないようにしたいならば、免疫力(外からの異物に対する抵抗力)を高めればいいのです。そこで、注目されるのが「ビフィズス菌」。この菌は、体の免疫力を高め、感染症やガン、生活習慣病の予防と改善に有効な働きをしています。ビフィズス菌なしに健康は語れないといっても過言ではないでしょう。
寿命を迎えるまで健康でいたいなら、大腸まで届くビフィズス菌を毎日摂ろう
- 健康維持、老化防止、美容に、免疫力を向上させるビフィズス菌
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人体で特に免疫システムが発達している腸と、その中に棲みついている100兆個を超す腸内細菌は、生体防御に重要な役割を果たしています。腸内細菌には、体によい働きをもたらす善玉菌と、その逆で体に悪い働きをする悪玉菌、そしてケースバイケースで善玉菌にも悪玉菌にもなる日和見菌があります。
善玉菌の代表であるビフィズス菌は、免疫力を向上させ、腸内の悪玉菌の増殖を抑えて悪玉菌が作る有害物質を減少させる有効菌で、ガンや老化の予防効果があるものとして注目を浴びています。
ビフィズス菌は、体内で次のような働きをします。
ビフィズス菌の働き
- ・免疫力を高め、ガン細胞に対する抵抗力を高める
- ・病原菌の感染の防止
- ・腸内悪玉菌が生成する有害物質を減少させ、肝臓の負担を軽くする
- ・腸の働きを活発にし、消化・吸収を助け、便秘を防止する
- ・腸内の腐敗を抑え、下痢を予防する
- ・ビタミンB群、ビタミンKを合成し、肌荒れ、貧血、出血性疾患を予防する
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一方、ウェルシュ菌やブドウ球菌、大腸菌などの悪玉菌は、腸内のタンパク質やアミノ酸を腐敗させて有害物質を作り、免疫力を低下させ、老化を促進させたり、血圧を上げる原因になるなど、体に悪影響を与えます。さらに発ガン物質を作り出してしまうことさえあるのです。
- 年をとると腸内のビフィズス菌は減少する
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私たちの健康に不可欠なビフィズス菌ですが、加齢とともに腸内のビフィズス菌の比率は下がっていきます。腸内細菌の種類と数を年齢ごとに追った調査により、乳幼児はビフィズス菌が優勢なのに、老年期にはビフィズス菌の数が減り、逆に腐敗菌などの悪玉菌が増え、悪玉菌優勢の状態になることがわかっています。ビフィズス菌優勢でない状態では、有害物質が産生しやすく、生活習慣病にかかるリスクが高くなります。
また、腸内のビフィズス菌は、ストレス、偏食、多量の飲酒などによっても減ってしまします。
腸内のビフィズス菌が減ると健康が損なわれます。そして、健康が損なわれると、とたんに腸内細菌のバランスが崩れ、大腸菌などの悪玉菌が増えます。有害物質を作る悪玉菌が増加すると、ますます老化が促進される、といった具合に悪循環に陥ってしまいます。つまり、人間が健康を保つためには、腸内細菌優勢のバランスになるようにビフィズス菌を摂ることが必要なのです。
ところが、ビフィズス菌を多く含む食品を食べても、ビフィズス菌は非常に酸に弱いため、強酸性の胃液中で、ほとんどが死滅してしまいます。さらに小腸の胆汁でも死滅してしまいます。それに、たとえビフィズス菌が生きたまま大腸にたどりつき、腸内のビフィズス菌が増えても、その効果は一時的なもので、定着しにくいものです。ですから、ビフィズス菌は積極的に毎日摂ることが大切です。また、最近では、胃液や胆汁に負けず、大腸に届く二重構造のカプセル入りビフィズス菌の栄養補助食品などが市販されているので、利用するのもいいでしょう。
- ビフィズス菌Q&A
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Q.腸内のビフィズス菌を増やすためには、ヨーグルトなどを食べればいいのですか。
A.ヨーグルトなどの食品にもともと含まれている乳酸菌は、人間の腸の中に棲みついている乳酸菌とは種類が異なるため、腸内に定着させるのは難しいといわれています。また、ビフィズス菌は非常に酸に弱いため、ヨーグルトなどの食品によりビフィズス菌をそのままの形でたくさん食べても、大部分が胃酸で死滅してしまい、大腸にたどりつくのはほんのわずかです。ヨーグルトを食べて腸内環境を正常化するためには、毎日500mlぐらい食べ続けることが必要といわれます。
Q.ビフィズス菌は便秘の改善に役立つものというイメージがありますが、下痢気味の人でも摂っていいですか。
A.ビフィズス菌は腸内の清掃係。腸の蠕動運動を促し、すみやかに便秘を解消させる効果があります。便秘に伴う頭痛や肩凝り、肌荒れ、大腸ガンなどの予防にも一役買います。そして、下痢の予防にも有効です。下痢の薬にも、ビフィズス菌が入っているものがあります。下痢をすると、腸内のビフィズス菌が減少してしまいます。胃酸にやられることなく、大腸まで達するビフィズス菌の栄養補助食品などは、下痢の原因である悪玉菌を抑え、腸内環境のバランスを正常化し、下痢を止めるのに効果的です。
Q.ビフィズス菌は生活習慣病の予防にも役に立ちますか。
A.ウェルシュ菌や大腸菌などの悪玉菌が優勢な状態であると、発ガン物質やアンモニアなどの有害物質が腸内で発生しやすくなります。このような腸内バランスが老化や生活習慣病の一因となる可能性が考えられています。積極的にビフィズス菌を摂取し、ビフィズス菌優勢の腸内バランスにしたいものです。











