健康講座
目の健康
日本人の目を守る不思議な果実「ブルーベリー」
眼精疲労、ドライアイ、老眼、白内障…
テレビやパソコン、車の運転など私たち現代人は知らず知らずのうちに目を酷使しています。
疲れ目やかすみ目、ドライアイ、涙目、白内障、年齢の割に早い老眼の兆候など、目の不調を訴える人が増加。そんな目の悩みを解消するパワーを持つものとして脚光を浴びているのが、ブルーベリーです。また、ブドウ種子、DHAにも目への優れた効力があることがわかっています。これら3つを組み合わせて摂ることにより、目の機能がぐんとアップすることが期待されます。
- 目にいい栄養素≪ブルーベリー≫ ≪ブドウ種子≫ ≪DHA≫を摂ろう
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ブルーベリーが目にいい果実だといわれ始めたのは、第二次世界大戦中のこと。イギリス空軍のパイロットの「大好物のブルーベリーをたくさん食べると、薄明りの中でも敵機がはっきり見える」との言葉がきっかけでした。その後、この証言に興味を持った学者により研究が進められ、ブルーベリーの青紫色の色素である「アントシアニン」に目をよくする働きがあることが突き止められました。
現在、ヨーロッパではブルーベリーエキスが医薬品として認可されており、網膜炎、白内障など眼科系疾患の治療薬として使用されています。
ブルーベリーは目のトラブル改善に即効性があり、その効果は摂取後4~5時間で現れます。そして、24時間でなくなるので毎日摂取するのが効果的です。
では、朝食をブルーベリージャムたっぷりのパンにすればいいのかというと、そうとも言い切れません。なぜなら、目をよくするために必要なブルーベリーの摂取量は、生の果実で120グラム以上。この量を甘いジャムで摂ると、糖分の摂りすぎが気になります。それに、生の果実は、手に入りにくいもの。目の健康のために毎日ブルーベリーを摂りたいならば、ブルーベリーエキスを配合した栄養補助食品を利用するといいでしょう。
目にいい栄養素としてはブルーベリー以外にも、強力な抗酸化作用を持ち白内障などへの効果が期待されるブドウ種子、視力向上などに役立つDHAがあります。ブルーベリー、ブドウ種子、DHAの3つを一緒に摂るのが理想です。
眼球は他の組織と比べると活動が活発でエネルギー代謝も盛んなので、栄養素の消費量が多いことがわかっています。ですから、目にいい栄養素が不足しないよう気をつけることも大切です。
目にいい栄養素 1
ブルーベリー
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ブルーベリーは夏に美しい青い実をつけることから、その名がつけられたツツジ科スノキ属の植物。その実に豊富に含まれる青紫の色素アントシアニンには、人間の視覚に関与するロドプシンの再合成を促進する働きがあり、さまざまな目のトラブルに優れた効果を発揮します。人間の網膜にあるロドプシンという紫色の色素体は、光の刺激を脳に伝え、その働きにより私たちは「物が見える」と感じます。ロドプシンは目を使っていくうちに消費され、減少してきます。時間がたつと自然に再合成されるのですが、アントシアニンはその再合成を促進する働きを持つのです。
夜間に車を運転する職業を持つ人を対象とした実験においても、アントシアニンの目に対する優れた働きが実証されています。夜盲症及び夜間に視覚が悪くなる人に、運転をする1時間前にアントシアニンを摂ってもらったところ、70%の人が、「夜間の視力が向上した」「視野が広がった」「対向車とすれ違うときにライトのまぶしさで目がくらまされた後の順応の速さに改善がみられた」と答えました。
目にいい栄養素 2
ブドウ種子
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赤ワインをよく飲むフランス人に動脈硬化、心臓病による死亡率が極端に少ないのは、赤ワインにポリフェノールという物質が含まれているからだということがわかっています。さらに、研究により特にブドウ種子の中に含まれるポリフェノールの一種、プロアントシアニジンに強力な抗酸化作用があることが明らかにされました。
ブドウ種子のプロアントシアニジンの抗酸化力はビタミンCの約20倍、ビタミンE の約50倍。その強力な抗酸化作用により、動脈硬化や高脂血症などの生活習慣病への高い有効性が認められているブドウ種子エキスは、白内障の予防効果も注目されています。
60歳以上の2人に1人は目が白く濁り、物がかすんで見えたり、ぼやけて見えるなど白内障の症状が出るといわれます。これまで老化現象のために起こるとされていましたが、目に入る紫外線により活性酸素がつくられ、これが目の水晶体に作用することが原因とも考えられています。プロアントシアニジンは紫外線による水晶体内での活性酸素の発生を防止する役割を果たします。
目にいい栄養素 3
DHA
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「頭がよくなる」「ボケ防止に役立つ」ものとして知られるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、イワシやマグロ、カツオなどの青魚に多く含まれる物質。人体では脳や網膜に多く存在しており、細胞を柔らかくして機能を活発にする働きがあるといわれています。
網膜には血液網膜関門という細胞に有益な物質だけを通す役割をする部分があるのですが、DHAはその細胞の中に入っていける数少ない物質の1つ。網膜細胞を柔らかくして、伝達機能を円滑にしていると考えられています。
このDHAは、網膜の全脂肪酸のうち50~60%を占めています。ちなみに、脳は20~25%、その他の組織では1%以下ですから、DHAが網膜細胞にとっていかに重要であるかがわかります。
眼科医の行った近視の小学生を対象としたある調査によると、学校給食にDHA入りのパンを導入したところ、生徒たちの裸眼視力が格段にあがったといいます。また、DHA摂取から2週間後に0.04だった左右の裸眼視力が0.4にまで上がったという20代の女性もいるとの報告もされています。
文・構成:久保山 良子
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- ブルーベリー・ブドウ種子 DHA












